先日、日帰りで福井市立郷土歴史博物館「鉄の名工 越前明珍」を見てきました(担当学芸員による「みどころ講座」にも参加)。...
前回のブログ記事は、第三回観古美術会が開催されたときに明治天皇に蟹の自在置物とみられる品が献上されたことについてであったが、『観古美術会聚英 解説』(博物局 明治13年)に第一回の観古美術会に自在置物が出品されていたことが確認できる。亀井茲監出品の「鐵造蝦蟆文鎭...
05日 4月 2017
明治21年、前年に龍池会から改称した日本美術協会による初めての展覧会において自在置物が数点同時に出品されたことは以前から触れてきました(こちらの記事など)。今回はそのときの出品物を撮影したとものとみられる、東京国立博物館研究情報アーカイブズで閲覧可能な『美術会列品写真帖』について。
16日 12月 2016
フリーア美術館の蔵品に明珍作とみられる鉢がありました。蟹や鯉で装飾されているのですが、鯉は明珍吉久の自在置物によく似ています。 http://www.asia.si.edu/collections/edan/object.php?q=fsg_F1907.35
明治期を中心として自在置物および自在置物と思われる作品の博覧会、展覧会などへの出品記録をまとめてみました(暫定版につき適宜加筆修正していく予定)。 pdf版も作成しました。こちらも随時更新する予定です。 板尾新次郎の1900年パリ万国博覧会出品、高瀬好山の大典記念京都博覧会出品作品について更新(2018/02/20)。...
09日 12月 2015
福田源三郎『越前人物志』(明治43年)の明珍吉久の項に一部抜粋のあった佐野常民による演説の要領を入手しました。岡部宗久編『内外名士日本美術論』(鼎栄館 明治22年)に収録されています。...
11日 3月 2014
岡倉天心は東京美術学校に鍛金科を新設する際、自在置物をその教育に取り入れようとしたと言われています。天心と自在置物の関係についての資料がまとまったので、とりあえず大まかに整理してみました。 (最終更新 2015年1月10日)